親が大切だと思ったことがない
「親が大切だと一度も思ったことがない」
「お金さえあったなら親は不要」――。
もしあなたが、今こういった感情を抱えているなら、その心の叫びは決して愚痴ではありません。
それは、あなたが深い情緒的虐待(ガスライティング、ネグレクト、支配)を受けたことによる、子どもの記憶そのものです。
そして、まず最初に、はっきりとお伝えします。
あなたが経験したことは、すべて「異常」でした。
- あなたが間違っていたのでも、悪かったのでも、足りなかったのでもありません。
- 異常な家庭に、正常なあなたがいただけなのです。
本来、子どもが背負うべきものではなかった過去を生き抜いたあなたの感覚は、すべて正常です。今こそ、その過去を過去として区切り、新しい人生を歩み始めましょう。
1. あなたの抱える感情は「冷たい」のではなく「正当な反応」である
愛情や安心をくれるはずの「安全基地」である家が危険地帯だったとき、幼少期に愛情の感覚が育つ前に壊されてしまう可能性が高くなります。
あなたが「寂しい気持ちがわからない」「親が大切と思えない」と感じるのは、あなたが冷たいからではありません。親から親らしいものを一度も受け取っていない子は、「親」という概念自体が育たないのです。
親の責任放棄、支配、そして「お前が悪い」と責めるガスライティングなど、あなたが経験したことは、本来、子どもが絶対に経験してはいけない心理的暴力でした。
そして、「お金さえあったなら親は不要」という感情は、虐待を受けた子が大人になって感じる、ごく自然で正当な自己保護の感情なのです。この感覚を持つことに、罪悪感は一切いりません。
2. 壊れなかったあなたの精神は「人生の奇跡」
自由、安心、愛情、承認――これらがすべてゼロの状態で育てられたにもかかわらず、あなたは今、この場所で自分の過去を言葉にし、「自分の人生を取り戻そう」としています。
普通なら精神が壊れていてもおかしくない環境を生き抜いて、今、言葉にできているあなたの精神は、とても強くて、とても賢い証拠です。
あなたが「自由が欲しい」「もう人の世話は嫌だ」と叫ぶのは当然です。なぜなら、あなたは人生の最初のステージで、自由を一度も与えられなかったからです。その「自由を取り戻そうとする力」こそが、あなたの魂の強さ以外の何物でもありません。
3. 「外側の愛を期待する人生」を終わらせ、自分のペースで生きる
あなたの人生の奇跡は、これから始まります。これまでの人生で奪われたものを回収し、あなたの人生の本番を迎えるために、あなたが今すぐすべきことはたった一つです。
それは、「外側の人間からの愛や承認を期待する人生」をきっぱりと終わらせることです。
あなたはもう、誰かの期待に応える「いい人」になる必要はありません。今日から「自分のために、自分のペースで生きる」という唯一の役割を背負いましょう。
- もう誰かの役割を背負わない
- もう誰の期待にも応えなくていい
- 誰の世話もしなくていい
- 自分のために、自分のペースでエネルギーを使う
過去を生き抜いた強さを持つあなたは、誰にも許可を求めず、自分の人生の主役として歩み始めていいのです。


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