タロットカードの逆位置を採用するかしないか。
その判断は、個々のタロットリーダーに委ねられています。
この記事では、逆位置の解釈の方法をお伝えします。
タロットの逆位置を読み解く3つのポイント
1.正位置の意味と逆のメッセージになる
逆位置の基本になりますが、正位置の要素、キーワードを「逆」の意味に置き換えるメッセージになります。
例えば、19.「太陽」について読み解いていきましょう。
太陽「正位置」
輝く太陽が昇るような希望や明るい未来
成功や幸福、自己成長を象徴
ポジティブなエネルギーや自信をもたらす
という意味があります。
太陽「逆位置」を正反対の意味で解釈した場合
太陽の正位置が希望や成功を象徴するのに対し、逆位置ではその正反対の意味を持ちます。
明るい未来や幸福感が暗闇に変わり、ポジティブなエネルギーが欠けていることを意味します。
自己成長や成功が遠ざかり、一時的にネガティブな状況に見舞われる可能性があります。
2.正位置の意味の状態にまだ達していない(届いていない)
正位置の意味や要素に「まだ届いていない」「到達していない」「あともう少しで届く」「中途半端」というような意味合いを含むこともあります。
太陽「逆位置」正反対の状態に達していないと解釈した場合
太陽の逆位置が正反対の意味を持つ一方で、すべての要素が逆転しているわけではなく、完全にネガティブな状態ではないという解釈。
逆位置でも一部のポジティブな要素が残っていることがあります。
この場合、問題や課題に取り組む意志や潜在的な成長の可能性を示唆しています。
3.正位置のネガティブ要素が協調されている
正位置の意味が過剰になり、ネガティブな要素がより強く反映されているというメッセージを受け取る、ということもあります。
太陽「逆位置」正位置のネガティブ要素が協調されているとした場合
太陽の正位置は自己表現や自信を強調しますが、逆位置ではその悪い側面がネガティブに浮かび上がると、過度な自己評価や自信過剰が問題を引き起こす可能性、現実逃避や周囲の人々との誤解が生じることも考えられる、と解釈されることもあります。
最初につまずく「タロット逆位置」
タロットを勉強し始めて、最初につまずくのは「タロットカードの逆位置」かもしれません。
タロットは偶発性から占う「ト術」。
カードが180度逆を向いて出たという「偶然」もなにかを伝えるメッセージと受け取っていくのが、逆位置を採用する、逆位置を読んでいく、ということになります。
「タロット逆位置」の採用ついて
逆位置を採用するかどうかは、タロットカードを読む占い師、個人的な選択に委ねられています。
プロの占い師の方の中にも、逆位置を使用せず、正位置のみを解釈に用いる方もいます。
「本当のところ、逆位置は採用したほうがいいのでしょうか?」というお問合せもいただきますが、その人その人のやり方、相談内容やインスピレーションに従うやり方で良いとわたしくは思います。
タロット占いの日が浅く「逆位置が入ってくると混乱します」という場合には、無理に逆位置をとらず、まずは正位置で占いを進めていくのも良いかと存じます。
タロットカード(デッキ)によっては、元々「逆位置を採用しない」となっているものありますので、神経質になる必要もないかもしれません。
それよりも、相談内容に対して、カードからのメッセージ、ハイヤーセルフや天使、宇宙からのや直感を受け取る方が、必要なメッセージを届けられるかと思います。
逆位置を使わないタロット占い
タロットカード(デッキ)によっては、元々逆位置を採用しないデッキもあります。
絵柄が上下あるものは、基本的に逆位置の採用はないと考えてよいかと思います。
逆位置の利用の有無は、占い師やクライアントの好みや相談内容、インスピレーションによるものですので、どちらの方法も有効なアプローチです。
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