家庭とは、私たちの成長と幸せの礎です。
でも、「私たちの成長と幸せの礎のはず」だった家庭、家庭環境が逆効果となり、毒親と呼ばれる親からの影響が子供の心と身体に深刻な傷を残すことがあります。
愛情不足
過度な支配やコントロール
見えない精神的暴力
そして暴力(傷害)
これらは、子供の未来を深く暗転させる可能性があります。
自分らしい新しい世界、新しい未来を切り開いていくためには、毒親から逃れる勇気を持つ必要があるかもしれません。
毒親とは何か
「毒親」とは、家庭環境が子供の心身に悪影響を及ぼす「親」を指します。
愛情不足や過度な支配
コントロールのような目に見えない精神的暴力
実際に身体に傷害を負わされる暴力
などが含まれ、子供の健全な成長を阻害します。
そこには深い心の傷、自己肯定感の低下や心理的問題や障害を引き起こすことがあります。
毒親の影響は深刻
最近、「毒親」という言葉がメディアでも取り上げられるようになり、ようやく親(養育者など含む)が子供に与える影響について、研究もされてきました。
恋愛は人間関係が密で濃い関係性になりますので、恋愛で障害がでる時は、毒親との関わりから来ていることが多いと感じます。
愛情不足
赤ちゃんや子供は独りで生きていくことができません。
衣食住は勿論ですが精神=愛情と関心を必要としていて、愛情不足は心理的な問題を引き起こす可能性があります。
愛情不足は子供の自尊心や自己肯定感の低下につながるとされています。
自尊心や自己肯定感の低下は大人になっても根深く心にささることとなります。
両親や養育者が子供とのコミュニケーションが不足いている場合、その子供は孤独感や自己肯定感が低くなる可能性があり、大人に成長していくと対人関係や自己評価に影響を与えることがあります。
過度な支配とコントロール
子供の成長には、自己表現や自己決定の機会がとても重要です。
毒親が過度な支配、コントロールをしていまうと、子供の自己発達が妨げられ、社会的スキルや自己管理能力の不足を引き起こす可能性があります。
毒親本人の承認欲求のために、子供を利用するということも当てはまります。
過度な支配とコントロールする親が子供の全てを管理し、子供の意見や意思決定を許さない場合、子供は自己表現能力を失い、自信を持つことが難しくなります。
大人に成長していくと、本人自身なにがやりたいかわからないといった将来の職業選択や社会での人間関係にゆがみを与える可能性があると言われています。
暴力と心の傷
毒親の暴力行為は子供の心身に深刻なダメージを与えます。
家庭内暴力は子供のうつ病、不安障害などのリスクを高めると言われています。
親からの暴力を経験する子供は、心的外傷を受け、幼い子が親から見放されるということは、死に値します。
普通の生活では経験しないような死に直面するような心理的負荷は、社会的な課題を引き起こす要因となることが多いのです。
毒親からの影響
毒親の環境下で育った子供は、心理的な問題・障害や社会的な課題に直面しやすいと言われています。
不安、うつ病、対人関係のトラブルなどが生じ、学業や将来の選択にも影響を及ぼします。
不安障害
毒親からの精神的虐待を受けた子供は、大人になっても不安障害を抱える可能性が高まります。
例えば、批判的な親による継続的な否定的な言葉は、子供の自己肯定感を低下させ、不安を増幅させる要因となります。
うつ病
毒親からの感情的な虐待や無視を受けた子供は、うつ病を発症しやすいとされています。
無力感や希望喪失は、心の健康に悪影響を及ぼす原因となりえます。
対人関係のトラブル
毒親のもとで育った子供は、他者との信頼関係を築くのが難しい場合があります。
過剰な支配やコントロールや批判的な態度をそのまま取り込んでしまい、親との関係性が健全でない場合、信頼を築くことが困難になります。
周りから反感を買うこともありますが、本人も苦しく、でもなぜ苦しいのかわからず、状況があったしてしまう場合もあります。
毒親から逃げる重要性
毒親から逃げることは、あなた様の未来を築くための重要なステップです。
その環境にとどまることは、苦しみ、辛さをこれからも抱えこみ、自分の幸せの妨げとなる可能性があります。
逃れることは、自分本来の魂で生きること、自分自身にポジティブな変化をもたらされるチャンスが広がることになります。
毒親からはなれることで得られる未来
毒親の環境下では、心から自由に生きることができません。
そして自己の成長も阻害される可能性があります。
自身の能力を発展させ、目標を追求することが難しくなってしまうのです。
本来は持ち得た健全な環境に移行することで、自己成長のチャンス、新しい未来が広がるとされています。
自己肯定感の向上
幸せに生きるためには、自己肯定感の向上は不可欠です。
毒親の環境から逃れられた時の解放感をイメージすることはできますか?
毒親から離れることができれば、自己肯定感を向上させていくことができるようになります。
毒親に否定され続けたのであれば、新たな環境で自身の才能を発見し、自信を持つことがあります。
新たな人間関係の構築
毒親から逃れることで、前向きで支持的な人間関係を築く機会を得ていきます。
新しい自分に生まれ変わり、新しい自分の波動とあう友情や愛情のある関係が築いていけるようになります。
毒親から逃れる方法
毒親から逃れるためには、信頼できる人々からのサポートを受けることが大切です。
ただ、毒親の被害にあった辛さは、毒親の被害にあったことがある人でないとわからない、ということがあります。
あなた様が信頼できる、「この人ならきっと理解してもらえる」という人(親戚、友人、教師など周囲の人々)に相談することが大切です。
そうでないと、余計に傷つく恐れがあります。
また、毒親に詳しい専門家、心理カウンセラーの助言を受けることで、効果的な方法や心のケアの仕方を学ぶことができます。
必要に応じて安全な場所への移動も検討してもよいかもしれません。
毒親から逃れる決断は、自分自身を生きるための、健やかな人生を築くための、重要な一歩です。
毒親から逃げる際の心構え
毒親から逃げる際の心構えとして、自己肯定感の育てていくことが先決です。
毒親から影響はなかなかすぐに消えてはくれません。
ゆっくり自分の心と対話しながら、自己肯定感を育てていくプロセスを歩むことが大切です。
一気にポジティブになろうとしなくて大丈夫
自己肯定感をあげる=ポジティブになる、とイメージするかもしれませんが、一気にポジティブになろうとしなくて大丈夫です。
ダイエットのリバウンドのように、一気にあげてしまうと、その反動も大きく、落ち込みやすくなってしまう場合もあります。
まずは、ゆったり、リラックスして、自分が心地よいものにフォーカスしていってください。
まずは、ゼロ地点=中庸の状態になること、そこがスタート地点になります。
スタート地点になったら目標をみつけてみよう
心地よい状態になり、スタート地点になったら、やってみたいことをやってみましょう。
毒親の影響は離れても記憶として続くことがあります。
「あれをやってみたい」と思っても「あ、、親がなんていうかな」という思考回路が自動的に発動することもあるかもしれません。
できることから一歩一歩進んでいきましょう。
やりたいこと、生きがい、目標を持つことは、逆境を乗り越える力を高める助けとなります。
明確な目標を持つことはストレスへの対処能力を向上させるとされていますので、元気になってきたら、是非チャレンジしていってみてください。
毒親から逃れた後の展望
毒親から逃れた後、新たな自由な世界と可能性が広がります。
心の傷を癒し、自己成長の旅を始め、自分自身を愛し、そして周りからも大切される人生が待っています。
前向きな人間関係を築き、夢を追求するチャンスを手にすることができます。
信頼できる環境での自己肯定感の向上や、健全な人間関係を通じての幸福感の向上が、毒親からの解放後の展望を明るくする要因です。
逆境からの脱出は、新たな可能性を見つける勇気と希望を育む一歩となっていきます!
まとめ
毒親から逃れることは、自分の人生を生きる、本当の幸せを追求する大切な一歩です。
あなた様は過去の影に縛られず、新たな可能性を求めて前進する権利があります。
信頼できる人々のサポートを受けつつ、自分自身を愛し、自分の人生を切り拓いていきましょう。
未来はあなた様の手中にあり、あなた様本来の魂が輝く道が広がっています!
毒親や家族に関する問題についてお悩みの方は、こちらの本をおススメいたします。
わたくしも著者の草薙龍瞬先生のカウンセリングを受けたことがあり、救われました。
この本は、実際に事件になり得る複雑な家庭の問題のことが書いてあったり、心を解放する方法、生き方を教えてくださいます。
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