西洋占星術入門１　ホロスコープの惑星

ホロスコープでは、太陽系の惑星が重要な役割を果たします。

惑星は、それぞれに特定の意味がふくまれていて、だれのホロスコープにも惑星がすべて含まれており、個の性格や運勢に影響をあたえるとされています。

今回はホロスコープに使われる惑星をみていきます。

惑星は、太陽、水星、金星、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の全部で10個あります。

ホロスコープにおける「太陽」

太陽はホロスコープの中心的な存在で、あなたの本質や自己表現の仕方を示します。どの星座に太陽があるか（太陽星座）で、あなたの性格の基盤がわかります。

例えば、太陽が「しし座」にある人は、自己表現が豊かで、自信にあふれた性格であることが多いとされます。

ホロスコープにおける「月」

月は心の奥にある感情や、家庭での安らぎを象徴します。月がどの星座にあるかで、普段は見せない感情や安心できる場所がわかります。

例えば、月が「かに座」にある人は、感情が豊かで、家庭や家族とのつながりを大切にする傾向があります。

ホロスコープにおける「水星」

水星は、考え方や話し方、社会で生き抜く方法を象徴します。水星がどの星座にあるかで、学校や社会での生き方、人間関係に関するヒントが、水星の位置から読み取れます。

水星が「ふたご座」にある人は、コミュニケーションが得意で、情報を素早くキャッチする能力があるかもしれません。

ホロスコープにおける「金星」

意味: 愛、美、楽しみ

金星は、恋愛や友情、趣味や美に対する感覚を表します。どの星座に金星があるかで、どんなタイプの恋愛や美しさに惹かれるのかがわかります。

金星が「おうし座」にある人は、美的センスが優れていて、物質的な安定感や快適さを重視することが多いです。

ホロスコープにおける「火星」

意味: 行動力、エネルギー、情熱

火星は、積極的に行動する力や情熱、闘争心を象徴します。火星の位置は、どういった場面でエネルギーを発揮するのかを教えてくれます。

火星が「おひつじ座」にある人は、情熱的で行動が速く、リーダーシップを発揮するタイプです。

ホロスコープにおける「木星」

意味: 幸運、成長、拡大

木星は、成功や成長、幸運をもたらす惑星です。木星の位置から、どのような分野でチャンスを掴みやすいかがわかります。

木星が「いて座」にある人は、冒険や学びに関心が高く、自由を追い求める傾向があります。

ホロスコープにおける「土星」

意味: 試練、責任、制限

土星は、責任感や困難を克服する力を象徴します。土星の位置は、どのような分野で努力や忍耐が必要かを教えてくれます。

土星が「やぎ座」にある人は、忍耐強く、着実に目標を達成するために努力するタイプです。

ホロスコープにおける「天王星」

意味: 革新、変化、自由

天王星は、独立心や革新的な考え方を象徴します。天王星の位置は、どの分野で新しいことに挑戦したり、変化を求めるかを示します。

天王星が「みずがめ座」にある人は、独創的で新しいアイデアを生み出す力があります。

ホロスコープにおける「海王星」

意味: 夢、直感、幻想

海王星は、夢や理想、精神的な成長を象徴します。海王星の位置は、どんな夢や理想を追い求めるかを教えてくれます。

海王星が「うお座」にある人は、直感が鋭く、アートや精神的な活動に興味があることが多いです。

ホロスコープにおける「冥王星」

意味: 変容、再生、権力

冥王星は、大きな変革や再生の力を象徴します。冥王星の位置は、どんな分野で深い変化や力を発揮するかを示します。

冥王星が「さそり座」にある人は、内面に強い力を持ち、困難な状況から再生する力を持つと言われています。

この惑星がホロスコープのどこにあるかは、1人1人異なり、ホロスコープに登場する惑星たちは、それぞれが特定の意味を持ち、個人の性格や運勢に影響を与える存在です。
ホロスコープの見方のポイントとして、まずは10天体がそれぞれどの星座（サイン）にあるかということから注目していきましょう。
太陽や月、水星、金星といった惑星の配置が、人間関係、学び、仕事、恋愛にどのような影響を与えるのかを知ることで、自分をもっと深く理解することができます。

ホロスコープの惑星＝演者

惑星はホロスコープにおける、演者と言われています。

１０の惑星さん（演者）が、サイン（星座）の性質になる、というようなイメージです。

その１０の惑星さん（演者）でできているのが、わたしたち、1人1人です。

1個人の中に「１０の惑星さん（演者）」が埋め込まれているのです。

基本的な性格をつくる惑星	太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星
体感しにくいが影響が大きい惑星	天王星、海王星、冥王星