坂本龍一(Cembalo):20220302-sarabande

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坂本龍一さんの「20220302-sarabande」をチェンバロで弾いてみました。

この曲は、坂本龍一さんの最後のオリジナル・アルバム『12』に収録されている楽曲です。

アルバム『12』は、坂本さんが闘病中に日記を書くように制作した音楽のスケッチの中から、12曲を選び1枚のアルバムにまとめた作品集で、各曲のタイトルは曲を制作した日付になっています。

「20220302-sarabande」の特徴

タイトルは、曲を制作した日付「2022年3月2日」と、楽曲の形式である「サラバンド」を組み合わせています。

  • サラバンドとは: バロック時代の組曲に組み入れられた舞曲の一つで、スペインの舞曲です。三拍子のゆっくりとした優雅な踊りをイメージさせる曲調が特徴です。

    坂本さんは、この曲について「三拍子のゆっくり優雅な踊りを想像してほしい」と語っており、サラバンドという形式を選ぶことで、楽曲に荘厳で美しい雰囲気を与えています。

20220302 – sarabande

Ryuichi Sakamoto Official score store - 坂本龍一オフィシャルスコアストア
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2023年1月17日発売した、坂本龍一最後のオリジナル・アルバム『12』に収録。『12』は坂本が闘病中に日記を書くように制作した音楽のスケッチの中から、12曲を選び1枚のアルバムにまとめた作品集で、各曲のタイトルは曲を制作した日付になっています。サラバンドはバロック時代の組曲に組み入れられた舞曲の一つで、スペインの舞曲。「三拍子のゆっくり優雅な踊りを想像してほしい」と、この楽曲だけは坂本が日付の後ろに「sarabande」と付記しています。



アルバム『12』について

アルバム『12』は、坂本龍一さんの最後のオリジナル・アルバムであり、彼の音楽人生を締めくくるにふさわしい作品として高い評価を得ています。闘病中の制作ということもあり、生と死、時間、自然など、普遍的なテーマが込められた楽曲が多数収録されています。