
晩秋の公園
澄んだ空気の中にシャボン玉が舞い上がる
儚くも確かな輝きは
木々の紅葉を映し取り
秋の終わりの光と影を閉じ込めている
風に乗り、空高く舞い上がるその一瞬一瞬は、チェンバロの音色に似ている
軽やかで 繊細で
そして深く心に響くその旋律のように
シャボン玉もまた、消えゆく間際に美の極みを見せる
チェンバロの鍵盤に指を置く
シャボン玉が破れるような一瞬の儚さと永遠の響きを宿す音
晩秋の風とともに、空間を満たすその音色は、見えないシャボン玉となり、空に解けていく
自然の中に紛れ込む音色は
心の奥に触れ
季節が巡る美しさを静かに教えて
晩秋の午後、シャボン玉とチェンバロが奏でる小さな奇跡
時の流れを忘れさせる優しい詩のようだった
あなたの心にも、この儚く美しい瞬間を音に変えるチェンバロの響きを感じてみませんか?
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